▲Jupyter Notebook の使い方

Jupyter Notebook について説明します。

参考

教材等の既存のノートブックは、 ディレクトリのページで選択することによって開くことができます。 ノートブックには ipynb という拡張子(エクステンション)が付きます。

ノートブックを新たに作成するには、ディレクトリが表示されているページで、 New のメニューで Python3 を選択してください。 Untitled1 などが付くことあり)というノートブックが作られます。 タイトルをクリックして変更することができます。

ノートブックの上方には、FileEdit などのメニュー、 などのアイコンが表示されています。

右上に Python 3 と表示されていることに注意してください。

Ctrl+s(Macの場合は Cmd+s)を入力することによって、 ノートブックをファイルにセーブできます。 オートセーブもされますが、適当なタイミングでセーブしましょう。

ノートブックはセルから成り立っています。

セル

主に次の二種類のセルを使います。

  • Code: Pythonのコードが書かれたセルです。 Codeセルの横には In [ ]: と表示されています。 コードを実行するには、Shift+Enter(または Return)を押します。 このセルの次のセルはCodeセルです。Shift+Enterを押してみてください。

  • Markdown: 説明が書かれたセルです。 このセル自身はMarkdownセルです。

セルの種類はノートブックの上のメニューで変更できます。

[ ]:

コマンドモード

セルを選択するとコマンドモードになります。 ただし、Codeセルを選択したとき、 マウスカーソルが入力フィールドに入っていると、 編集モードになってしまいます。

コマンドモードでは、セルの左の線が青色になります。

コマンドモードで Enter を入力すると、編集モードになります。 Markdownのセルでは、ダブルクリックでも編集モードになります。

コマンドモードでは、一文字コマンドが有効なので注意してください。

  • a: 上にセルを挿入 (above)

  • b: 下にセルを挿入 (below)

  • x: セルを削除(そのセルが削除されてしまいますので注意!)

  • l: セルの行に番号を振るか振らないかをスイッチ

  • s または Ctrl+s: ノートブックをセーブ (checkpoint)

  • Enter: 編集モードに移行

  • Shift+Enter: セルを実行して次のセルに

編集モード

編集モードでは文字カーソルが表示されて、セルの編集が可能です。 Ctrl の付かない文字はそのまま挿入されます。

編集モードでは、セルの左の線が緑色になります。

編集モードでは、以下のような編集コマンドが使えます。

  • Ctrl+c: copy

  • Ctrl+x: cut

  • Ctrl+v: paste

  • Ctrl+z: undo

Codeセルでは、編集モードでも Shift+Enter を入力すると、 セルの中のコードが実行されて、次のセルに移動します。 Markdownセルはフォーマットされて、次のセルに移動します。 次のセルではコマンドモードになっています。

Esc でコマンドモードになります。

Ctrl+s でノートブックをセーブ (checkpoint)。 これはコマンドモードの場合と同じです。

練習

次のセルを編集モードにして 10/3 と入力して実行してください。

[ ]:

(注意)Shift-Enterに反応がなくなったとき

CodeセルでShift-Enterをしても反応がないとき、 特にセルの左の部分が

In [*]:

となったままで、* が数に置き換わらないとき、 のアイコンを押して、 kernel(Pythonのインタープリタ)を停止させてください。

それでも反応がないときは、右回りの矢印のアイコンを押して、 kernel(Pythonのインタープリタ)を起動し直してください。

たとえば、次のような例です。 のアイコンを押してください。

[ ]:
while True:
    pass
[ ]: